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紅の豚はなぜ豚に?マルコが豚になった理由が深い!ジーナとは結ばれたの?あらすじアリ

紅の豚は世界大恐慌時のイタリア・アドリア海を舞台に、飛行艇を乗り回す空賊(空中海賊)と、それを相手に賞金稼ぎで生きる主人公のブタ:「ポルコ」のファンタジー物語である。
一方で、この「紅の豚」には、その後ポルコとジーナが結婚した説や、なぜポルコは豚になったのか・・・といった事が、都市伝説的にネット上で多く議論されている。

『紅の豚』はストーリーだけでなく、様々な謎があるところもまた興味をそそられるポイント。
中でも、『紅の豚』の主人公であるポルコ・ロッソが、なぜ”人間”から”豚”の姿になったのか。これは様々な憶測が飛び交う謎です。

紅の豚のあらすじ

(ネタバレ注意)
舞台は、第一次世界大戦を経て、戦勝国となったイタリア王国だったが、世界的な大恐慌によって厳しい経済状況が続いている時代。

そんなイタリア王国に面している「アドリア海」の孤島を隠れ家にし、賞金稼ぎとして暮らしているのが、主人公のポルコ(豚)である。
かつて(第一次世界大戦時)は、イタリア空軍のエースとして活躍していたポルコだが、現在では、空中海賊(空賊)を退治するための賞金稼ぎになっている。

一方で、そんなポルコを、マンマユート団たち空賊連合は、目の敵にしていた。

ある晩、昔馴染みのマドンナ:ジーナが営む「ホテル・アドリアーノ」に出かけたポルコは、マンマユート団の連中と、米国製の飛行艇を操るアメリカ人:カーチスに出会う。カーチスは空賊連合が雇った用心棒だった。

しばらくして後、愛艇(あいてい)のエンジン整備のためミラノに向かって飛んでいたポルコは、カーチスと遭遇し撃墜(げきつい)されてしまう。
カーチスに撃墜されながらも、なんとか生き延びたポルコは、大破した愛艇を、ミラノの工房:「ピッコロ社」に持ち込むと、そこで待っていたのは、17歳の少女:フィオ(ピッコロのおやじの孫)だった。
当初、ポルコは彼女に対して懐疑的だったが、彼女の熱意に負けて設計を任せることになる。

マルコ

一方で、ミラノにいた、かつての戦友の警告から、ポルコはイタリア政府(ファシスト政権)から狙われている事が分かる。
その戦友は、ポルコに「イタリア政府・空軍」への復帰を薦めるが、ポルコは全く聞く耳を持たなかった。

その後、「フィオ」の才能と献身によってポルコの愛艇は復活し、イタリア政府の追手がやってくるが、なんとか振り切ってアドリア海のアジトへと帰還する。

すると、アジトでは空賊連合が待ち構えていた。
空賊連合に囲まれて絶体絶命のポルコだったが、フィオの提案によって、ポルコとカーチスの決闘が組まれ、ポルコはフィオを、カーチスはポルコの愛艇の修理代金を賭けて戦うことに決まった。

決闘当日は、イタリア中の飛行艇乗りや、ならず者が見物に集まるが、一方で、イタリア空軍の大編隊が、ポルコと空賊を襲撃しようしていることを、「ジーナ」が察知する。

そんな中、ポルコとカーチスのドッグファイトは始まり、飛行艇での決着はつかず、殴り合いの地上戦にまでモツれ込む。

イタリア空軍は、すぐそこまで迫っていたが、なんとか先に「ジーナ」が駆けつけた事で、ポルコやカーチス・空賊達は逃げ切ることができた。

※ちなみに、決闘で勝利したのは、最後に辛うじて立ち上がったポルコが勝者となる。

何故、豚に?マルコが豚の姿になってしまった真相

ポルコが、豚の姿になってしまった理由は作中では明らかにされていないし、宮崎駿やジブリも公式にこの事に関して発言はされていないので、憶測がネット上では飛び交っています。
なので、あくまでネット上での主流となっている説です。

人間だった頃のマルコ
人間だった頃のマルコ

ポルコがまだ人間の姿をしていた、イタリア空軍時代の時(第一次世界大戦中)、多くの人間を殺し、又 死ぬ瞬間を目撃してきた。
そんな中、戦時中に、敵機に追われ極限状態で意識が朦朧としていた時に幻想的な光景:「雲の平原」に出くわす。
そこで、ポルコは1人だけ生き残る事を選択され、それと引換に「豚」の姿に至ってしまった。

※「雲の平原」とは・・・戦時中、意識が朦朧としている中ポルコが辿り着いた場所で、上空に流れるひとすじの雲と思われていたが、それは、敵味方関係なく空に散った飛行機の列であり、戦争によって命を失った飛行艇乗りの列だったのである。

ここまでがストーリーで述べられている事だが、これらの事から、以下の推測が最も主流となっている説である。

・戦争に対する苦悩や、仲間を失った悲しみ、殺し合いをしている人間達に絶望する気持ちを持ったポルコに対して、なんらかの魔法が掛けられて、豚の姿になってしまった。

(人間という生き物を、醜く愚かな存在として絶望していたポルコだからこそ、”人間”ではなく ”豚” になったと、そーいった意味合いが込められている。)

ちなみに本編中、ジーナの発言に「どうやったら、あなたにかけられた魔法がとけるのかしらね」と切なくつぶやくシーンもあり、これらの事から、上記が有力説となっている。
「物語終盤、ポルコは人間の姿に戻っている。」

http://yutori-kun.com/anime/porco-rosso-2979/より

また、以下の説も有力とされています。

紅の豚は第1次と第2次の世界大戦の間の国際的な情勢や各国の国民の心情などを描いた作品とも言われています。
ですから1930年代あたりの実際の出来事がかなり含まれている、ジブリの中では最もリアルな作品です。

ポルコは人間であったとき、イタリア人で、イタリア空軍に所属してしました。

そこで仲間を含め多くの兵士の殺し合いを目にし、もう人を殺したくないと感じました。

ですが当時のイタリアを含め、特に独裁政権体制が根強い国では兵役拒否は認められないことでした。ポルコは空軍のエースでもあったため、捨て置かれることはなく、反逆者とみなされることも覚悟しなければならなかったのです。

そこで、「イタリア国民」なら国家や法律に忠実でなければなりませんが、「イタリアに居る豚」なら法律に従う必要もなく、兵役も関係ないという結論に至ったのです。

それはポルコの、「豚肉にも法律もねえよ」とか、戦友のフェラーリンの「やつらは豚を裁判に掛ける気はない(つまり人道的に扱わず殺す)」というセリフからもよく分かります。

豚になった方法は自分に魔法をかけたということです。
宮崎さんもその詳しい方法は述べていません。

ポルコ(マルコ)は人間に戻ったのか?

ポルコは最後にフィオのキスで人間に戻りました。

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その後豚に戻ったという説もありますが、ジーナと最終的には結ばれています。

物語終盤(カーチスとの決闘後)、顔は写されていないのですが、カーチスの反応的に、ポルコが人間の姿に戻った様子が描かれています。

また宮崎駿は、以下のようにインタビュー時に発言しています。

「人間に戻ってもまたすぐに豚に戻り、十日くらい経つと飯を食いにジーナの前に現れる」

ポルコ(マルコ)とジーナは結ばれるのか?

ポルコとジーナは、のちに結婚します。
本編中、ジーナはポルコとの関係について、以下のように発言します。

「私がこの庭にいるとき、その人が訪ねてきたら今度こそ愛そうって賭けをしているの。」

そして、エンディングシーン。

「ジーナさんの賭けがどうなったかは、私たちだけのひみつ。」というフィオのナレーション。

この時の、映像が以下です。

紅の豚

マルコが飛行船でジーナを訪れるシーンが映っていますね。

紅の豚の名言集まとめ

「飛ばねえ豚は、ただの豚だ」by ポルコ
劇場予告CM にも印象的に使用されていて、「紅の豚」では最も有名な名セリフになります。

「ファシストになるより、豚のほうがましさ」 by ポルコ
作中の時代背景は、イタリアが、ムッソリーニが率いるファシスト党の独裁下の時代で、一党独裁による独裁政治がおこなわれていました。
それによって、国民はファシスト党のもと絶対服従の関係にあり、反対者に対しては厳格な処罰が与えられていました。
そんな、自分の国の現状に否定的だった「ポルコ」らしい発言です。

「豚に国も法律もねえよ」by ポルコ

「俺は、俺の稼ぎでしか飛ばねぇよ」by ポルコ
旧友のフェラーリンが、ポルコに対して「国家とか民族とか、くだらないスポンサーを背負って飛ぶしかない」と言って、政府空軍で働くように持ちかけるが、それでも軽く断った時のセリフが、コレになります。

「そりゃあ戦争で儲けるやつは悪党さ。賞金稼ぎで稼げねぇやつは能無しだ」 by ピッコロ社のおやじ

「飛行艇乗りの連中ほど、気持ちのいい男達はいないって。それは海と空の両方が、奴らの心を洗うからだって。」 by フィオ

「カッコイイとは、こういうことさ」
こちらは、「紅の豚」のプロモーション用キャッチコピーになります。

糸井重里の考案で、メインのキャッチコピーとしてCMやポスターなどに使用されました。

「紅の豚は、もともと日本航空の機内上映用映画として制作されていた。」
もともとは、短編映画として日本航空の機内上映用に制作されていたのですが、制作しているうちに、どんどん長編化していったため、のちに劇場でも公開される事が決定したそうです。

このため、劇場公開より先に日本航空・国際便機内で先行上映されたとの事。

以下、宮崎のインタビュー内容

「最初、『紅の豚』は僕の趣味を基に、シンプルで軽いテイストのものを作るつもりで始めた作品だったんです。

しかし、製作の準備をしているうちにユーゴスラビアが崩壊して、クロアチアのドゥブロヴニクや周辺の島々、つまり映画の舞台になっている場所で紛争が勃発した。

現実においても突然、争いの地になってしまったんです。『紅の豚』が当初の予定より複雑な映画になってしまったのはそういうわけなんです」

「宮崎駿の生い立ちがキッカケで、この作品は出来上がった。」

宮崎の実家は、航空機産業に関係した仕事をしていたため、幼い頃から空を飛ぶことに憧れていた。

そんな過去が、今回の「紅の豚」に繋がっているといわれている。

※ちなみに原案は、月刊誌『モデルグラフィックス』の連載漫画記事・宮崎駿の雑想ノートの「飛行艇時代」である。

http://yutori-kun.com/anime/porco-rosso-2979/より

 

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