ホーム > ニュース > IT > 2016年7月23日

ポケモンGOが自閉症の子供を救う?自閉症改善へ良い効果がある?

ついに日本でも配信された「ポケモンGo」
盛り上がりをみせる一方で「自閉症に良い効果があるのではないか」という意見が出ています。

いったい、どのような効果が期待できるのでしょうか?

ポケモンGOが自閉症の子供を救う

ポケモンGO 米では「自閉症の息子がハイタッチ」

「ポケモンGO」をめぐる事故やトラブルが問題となるなか、先行配信された米国では、ゲームをきっかけに「自閉症のわが子が社交的になった」というケースも報告されている。

「息子が笑いかけている。気持ちを言葉にしている。全くの他人に対して」

米ニューヨーク州のレノーア・コッペルマンさんは、自身のフェイスブックに感激の言葉を書き込んだ。

米誌などによると、息子のラルフ君(6)は2歳のとき、過読症と自閉症と診断された。こだわりが強く、決まった習慣を変えたがらない。常にほかの子供とスムーズに関われるわけではなかったという。

友人らの勧めもあり夫のスティーブさんがポケモンGOをダウンロードして与えると、ラルフ君は近くにいたプレーヤーと話し始めた。さらに、ほかの子供の目をみながら話し、ハイタッチまでしたという。レノーアさんとスティーブさんは、「魔法のようなことが起きている」と感じたという。

自閉症の子供がポケモンGOをプレーすることについて、東京慈恵会医科大学の小野和哉准教授(児童精神医学)は「自閉症の人は自分の状況を的確に認識することが難しい場合があり、危険を回避できない可能性がある。親や教員の十分な見守りが必要」と注意を促している。

産経新聞

驚きの連続に母感激

母が綴る息子の変化はおよそ以下のとおり。

ママ友に勧められて息子に「ポケモンGO」をやらせてみて正解でした。本当に驚くことばかり!

ラルフィーはパン屋で初めてキャラクターを捕まえると大興奮。「次のを捕まえるんだ」と言って外に飛び出して行きました。

同じく「ポケモンGO」をやっている男の子と出会うと、お互いに情報交換。知らない子ときちんと話はしているし、ハイタッチまで交わしていたのです。

知り合いの女性から、公園にポケモンがたくさんいると聞けば、今まで夜の公園など行ったこともないのに、「今すぐ行きたい」と言い出す始末。

いつもの習慣を変えることなど決してなかったのに、あっさりしたものだなと驚きました。

公園ではたくさんの子どもたちがポケモンハントの真っ最中。ラルフィーが他の子と一緒になって遊ぶのを見て、私は笑いたいのか泣きたいのかわからなくなってしまいました。

その後も街中で、知らない大人の人からアドバイスをもらいながらハントを続ける息子。全く知らない人の目を見て、「ありがとう!」などとお礼まで言っている…。

「ワオ!」の一言です。自閉症の息子が見知らぬ人たちと交流している。微笑みかけている。目を合わせているなんて。

自閉症の子を持つ母親にとって夢みたいな1日でした。任天堂に感謝です!

自閉症の症状とは?

自閉症は先天的な脳の機能障害。通常生後30ヶ月までに発症すると言われています。
決して心の病や育て方の問題ではありませんが、1人でいることを好み、コミュニケーションに困難を覚えます。
しかし、ある特定の物事に対しては強い関心を示します。
世の中の多くの「定型発達者(健常者)」とは物の見え方や感じ方が違うため、定型発達者にとってごく自然な空間に苦痛を感じたり、パニック状態に陥ることがあります。

「ポケモンGo」と自閉症の関係性について、脳科学者の茂木健一郎 (@kenichiromogi)さんが、ツイッター上でわかりやすく解説し、反響を呼んでいます。

自閉症の少年が、ポケモンGOを通して他者との関わりを持ち始めたというニュースは、素晴らしいと思った。大いに有り得ることだし、他者とのバトルや、交換を通した関わりを持つこのゲームは、良いインターフェイスとなるだろう。

自閉症の子の一つの特徴として、「心の理論」(theory of mind)、すなわち、他者の心の状態を読み取ることが苦手、ということが言われる。他者の心は、私たちが出会うものの中で最も予想が難しく、不確実なものであり、向き合うことに苦痛を感じてしまうのである。

ポケモンGOにおけるポケモンの種類や、属性、その出現場所やバトルのアルゴリズムは、自閉症の子が得意とする、具体的で定型的な情報である。そのような得意な情報の世界を、自信を持ってインターフェイスとすることで、他者にもよりらくな気持ちで関われるようになるのだろう。

一般に、ゲーミフィケーションは、ルールが明確で、報酬の構造も規則性があるため、自閉症の子がコミュニケーションを学ぶ際に有力な方法の一つとされる。ポケモンGOの場合は副産物かもしれないが、今後、この特性に注目したARゲームが出てきたら、素敵なことだと思う。

「ポケモンGo」が持つ意外な可能性。

ぜひ、自閉症だけではなく、アスペルガー症候群や注意欠陥多動性障害(ADHD)など、コミュニケーションを苦手とする多くの人が、この「ポケモンGo」をきっかけに交流する機会が増えていくと良いですね。

http://feely.jp

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitterでsponkyをフォローしよう!