ホーム > 生活・ビジネス > 健康 > 2014年10月30日

牛乳の過剰摂取は体に悪影響?骨折や死亡率の増加、骨粗鬆症も?

牛乳の過剰摂取は体に悪影響牛乳をたくさん飲むと、骨が強くなり健康になる──そう医者たちは言うが、英医学誌ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(British Medical Journal、BMJ)で29日に発表されたスウェーデン人を対象とした調査では、牛乳摂取量の多い人は、少ない人と比べて寿命が短く、女性では骨折が増えるとの結果が示されたという。

スウェーデンのチームが実施した調査は、39~74歳の女性6万1000人を対象にした約20年にわたる観察記録と、45~79歳の男性4万5000人以上を対象にした11年間の観察記録に基づいたもの。参加者が提供したデータには、食事、ライフスタイル、体重、喫煙習慣、運動頻度、教育水準、結婚歴などが含まれる。この期間中、対象者のうち2万5500人が死亡、2万2000人が骨折を経験した。

チームの論文によると、牛乳の摂取量が多くなっても骨折の危険性は低下せず、むしろ「死亡率の増加と関連する可能性がある」ことが分かったという。女性の10年間の死亡率は1000人当たり126人だったが、牛乳を1日3杯以上飲む人では同180人だった。論文の共同執筆者、スウェーデン・ウプサラ大学(Uppsala University)のカール・ミケルソン(Karl Michaelsson)氏がAFPに語ったところによると、1日に飲む牛乳の量が1杯以下の人では、この割合は同110人だった。

女性が股関節部を骨折する割合は、牛乳摂取量が多い人で1000人中42人、平均で同35人、牛乳摂取量が少ない人で同31人だった。ミケルソン氏は「1日3杯以上の牛乳を飲む女性は、1日1杯未満の人と比べ、死亡率が90%高く、股関節部の骨折が60%多く、骨折全般では15%多かった」と述べている。

一方の男性では、死亡率の差は比較的小さかった。10年間の死亡率は、1日3杯のグループで1000人中207人、平均で同189人、摂取量が少ない人で同182人だった。骨折の割合では、牛乳の摂取量による違いはほとんどなかった。

AFPBB News

牛乳が骨粗鬆症にさせるって本当!?

骨粗鬆症予防に欠かせないミネラルであるカルシウムを多量に含む牛乳は、今や学校の給食には必須となっており、骨を丈夫する働きがあることや体に良いという概念が私たちの中にはインプットされてありますよね。
そして勿論、骨粗鬆症になった場合や予防に対し、医師も牛乳や乳製品の摂取を促します。
まさか牛乳が体に悪影響を与えているなんて考えもしませんよね。

牛乳の悪影響が囁かれている内容として、牛乳に含まれるカルシウムは他の食品に含まれているカルシウムよりも体内への吸収率が良いとされているのですが、この説はどうやら少し違うようなのです。
私たち人の体に流れる血液のカルシウム濃度は一定になるように調節されています。
しかし、牛乳を摂取すると血中カルシウム濃度は著しく高まります。
そこで体は高まったカルシウム濃度を正常に保とうとし、余分なカルシウムを腎臓から尿と一緒に体外へ排出する働きを見せます。
結果、骨のためにカルシウムを摂ろうと摂取した牛乳は、反対に体の外にカルシウムを排出し、体内のカルシウムを減少させてしまうというのです。
このため、牛乳を多量に摂取している海外の諸国では骨粗鬆症が多いとも言われています。
日本人の場合は牛乳を飲む習慣がなく、カルシウムとして摂取してきた小魚などには急激にカルシウムを高める効果がないため、骨粗鬆症が少なかったとされています。

また、牛乳の摂取は健康障害を引き起こすとも考えられています 牛乳貧血という病気があるのをご存知ですか?
牛乳の中に鉄分が欠乏しているために小児が貧血を起こすことがあります。
牛乳を摂取することでカルシウムを摂り込みますが、骨や歯をつくるマグネシウムが欠乏することで鉄などミネラルの吸収が障害される場合があります。
貧血は、集中力の低下やめまい等の症状を引き起こします。
他にも、牛乳や乳製品に含まれるガラクトースは分解することが出来ず、眼球内の水晶体に蓄積されることで白内障を起こすという話もあるようです。

牛乳は体に良いとういう説ももちろんあります

牛乳が体に悪いという確証はなく、明確に解明されたものではありません。
また、牛乳や乳製品が骨粗鬆症を引き起こすというような報告はされていないと言われています。
牛乳の摂取を止めることよりも牛乳を飲むことがカルシウム摂取になり、骨粗鬆症予防に効果があるという研究結果の方が多く報告されているようです。
日本では、牛乳などの乳製品を多く摂取すると幼少時期の骨密度の増加を促進し、中高年層の女性には閉経後の骨密度減少を抑制する効果があると、厚生労働省科学研究(平成14年調べ)により検証報告が行われています。
なので、今時点では牛乳が骨粗鬆症を引き起こすという説は、科学的に立証できない意見であると考えられています。

日本では一日のカルシウム摂取量が最低摂取量にも達していないため、牛乳の摂取とは反対にカルシウム不足が心配されています。
カルシウムが欠乏している状態では、骨内に蓄えたカルシウムが溶け出していくため、骨粗鬆症発症の原因となります。

骨粗しょう症ゼミより

 

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