ホーム > 生活・ビジネス > 健康 > 2014年10月24日

風邪(かぜ)を治す正しい知識!風邪薬は飲まない?お風呂は?解熱剤は意味が無いの?

常識だと思っていた事が、風邪の治療で行っている対処法は本当に効果があるんでしょうか?
実は効果が無い、またはウソだったという事も…

風邪(かぜ)を治す正しい知識や方法をまとめてみました。

風邪の正しい知識

風邪の時に、おでこを冷やすのはウソ?

“おでこの上に冷たいタオルや氷嚢を置くのが定番だが、それも実は熱を下げる効果は見込めない。”

“熱を下げるためには、血液の温度を下げなければ意味がないが、おでこには太い血管がないため、ほとんど熱は下がらないのだ。”

熱の初期段階では、悪寒やふるえを、体温の上昇期には、頭痛やだるさを感じます。そして、ピーク期に高熱が発生します。

“熱の出始めから体温が上昇しているときは、体を温めるようにします。手足が温かくなり、顔が赤みを帯びてきて熱が上がってきたら、冷やすようにします。”

風邪で高熱の時に冷やす正しい場所

風邪で高熱の時に冷やす正しい場所保冷剤をタオルでくるんで当てると便利です。
首の回りを冷やすには、後頭部から首の両側まで冷えたタオルを当てるとよいでしょう。

“熱が出たときは、首の回りやわきの下、そけい部(太ももの付け根)など、リンパの集まる部分を冷やした方が効果的です。”

リンパとは免疫器官の一つで、細菌を退治し、体を病気から守る働きがあります。風邪の場合は、リンパが活発に働きながら熱を発します。

“体の内部の温度の高い血液が皮ふの近くを通っている首の回りやわきの下を冷やすほうが、熱を効果的に下げられます。”

風邪の時に、たくさん着こんで汗をかくのは?

温かくして汗かけば治る!そう思ってませんか?

“「たくさん着込んで汗をかいて風邪を治すという方法はどうですか?」とよく患者さんから尋ねられますが、汗をかけば風邪が治る、とは医学的には言えません。”

“風邪を治すために無理に汗をかくというのは、エネルギーを消耗するだけで、逆効果。また暖房のつけすぎは部屋の空気が乾燥するのでNGです”

汗をかいたから治るのではなく、治ったサインとして汗が出るというのが正解

熱が上がりきったら薄着に!

熱の出始めは体温を逃がさないように温める必要がありますが、熱が上がりきったら「薄着」のほうが効果的なんです。

“熱が上がるときは寒気を感じますが、上がりきったらかえって薄着にさせてあげた方が熱の下がりがよくなります。”

“薄手の衣服を着る、薄めの掛け布団をかけて熱が逃げやすい環境にするといいでしょう。”

“注意として、汗をかいたままの状態でいては悪化するので、6~8時間に一度の着替えを目安に適温を保つように心がけましょう。”

風邪のときはお風呂に入っちゃだめ?

高熱のときはもちろんNGですが、今日は寒気がするからお風呂はやめとこうかな…なんてこと、ありませんか?
「風邪=お風呂は入らない」というイメージを持っている人も。

“熱がなく元気であれば、入浴は可能です。具体的には一日中37.5℃以下が続いていれば問題はありません。”

“お風呂で体を温めてからすぐに寝るようにすれば、体力の回復に大いに役立ちます。”

“また、お風呂の蒸気はのどに適度の湿り気を与えるし、皮膚を清潔にすることで体も気分もサッパリとしぐっすり寝られるなどお風呂に入ることの利点は多いです。”

入浴の前後に水分をしっかりと補給して、脱水症状に気をつけましょう。

風邪には「ビタミンC」

「予防」には効果があるようですが…

“風邪に対して、治療薬としてビタミンC が効果があるかどうかは、7つの調査で検討されました。
結果は、ビタミンC を使用しても、風邪の期間や重症度の改善に効果はみられませんでした。”

“普段からビタミンC をとっていれば、風邪をひいている日数を短縮させることが示されました。”

予防には効果があるようです。

“私たちがみかんやレモンを食べるとき、その食品が持っている他の栄養素も摂取しています。とくに野菜や果物に含まれるポリフェノール類には、免疫力をつける成分が豊富に含まれているのです。ビタミンCが豊富に含まれている食品を食べるのは確かに効果的です”

熱が出たら「解熱剤」?

“熱というのは、本来必要があって高くなっています。
体内の白血球が、ウィルスと戦っている証拠です。

なので無理に熱を下げようというのは、かえって逆効果になります。”

“解熱剤を使うと、熱が下がりその際に水分が失われ、ウィルスも増殖(ある実験では1000倍になるとも)し、再度発熱するために体力が更に奪われます。”

“なんでもかんでもすぐに解熱剤を使ってしまうと、せっかく熱で戦おうとしている体の邪魔をして、細菌やウイルスのほうを助けることになってしまい、風邪を長引かせることにもなるので注意しましょう。”

解熱剤を使うタイミングは慎重に

あまりに高熱になった場合、体力の消耗をおさえたりするためには効果的な面もあります。

“もし解熱剤を使う場合には、悪寒している時や寒がっている時は使い時ではありません。悪寒が治まって、熱が上がりきってから使います。”

“39℃以上の熱が続く場合や体力の消耗が激しいときは、用法・用量を守って服用してもよいでしょう。”

“仕事などで休めない場合は、早めに解熱薬を使って熱を下げ、体力を保つのもひとつの方法ですが、その分、治るのに時間がかかるので長期戦の構えが必要です。”

お子さんの場合は、自己判断で解熱薬を飲ませたりせず、医師の診察を受けてください。

風邪をひいたら「風邪薬」を本当に飲むの?

“抗生物質は細菌に対しては有効ですが、ウイルスに対しては無効です。”

“風邪の原因の80%はウイルスです。ウイルスのうち、もっとも可能性が高い鼻風邪ウイルスによる風邪の場合は、細菌感染を伴う事が少ないので抗生物質を飲み続けても効果はありません。”

咳がひどい場合は、効果的

“風邪をこじらせた結果 細菌性の肺炎や気管支炎になってしまった場合は咳が数週間続き、この場合はウイルス性ではなくて細菌によってひきおこされているので、抗生物質が有効になります。”

“また、小児の場合は耳管が短くて風邪症状から中耳炎を引き起こしやすいです。
中耳炎の原因となるのは細菌なので、中耳炎を併発してしまった場合は抗生物質が有効となりますので、すみやかに病院にいきましょう。”

高熱は脳に障害を起こってほんと?

「高熱が続くと、脳に障害が…」なんて話、聞いたことありませんか?

“高熱が出たからといって、すぐに脳に障害が出るということはありません。”

“熱の原因が髄膜炎、脳炎など、頭の感染症による場合ですと、後遺症を起こす場合はありますが、風邪の熱で頭に障害が残ることはほとんどありません。”

参考:おでこを冷やしても効果なし!?間違いだらけの風邪の対処法

 

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